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オーストラリア国内で他州から西オーストラリア州に引っ越しをしたら運転免許証の切り替えが必要だよ!
日本だと他県へ引っ越しをしても住所変更のみで免許証を切り替える必要はありません。
オーストラリアで州を跨ぐ引っ越しをした場合、州によって書き替えなければいけません。
先日私たちは実際に切り替えをしてきました。
特に私の場合、以前日本からビクトリア州へ免許証の切り替えをしています。
なので今回2回目の切り替えです。
本日は日本からビクトリア州への切り替え方法にも軽く触れつつ、西オーストラリア州の免許切替に何が必要でどんなプロセスなのかをご紹介します。
- どんな書類が必要?
- 理論や運転のテストはある?
- 写真撮影はどんな感じ?笑顔でも大丈夫?
- 今持っている他州の免許証はそのまま持っていられる?
- 料金はいくらかかるの?
2021年5月時点の情報です。実際に切り替えられる方は、必ず州政府のサイトで最新情報を確認してください!
2年前に日本からビクトリア州の免許証へ切り替え
私は10年ほど前に日本で免許を取得しました。
都会在住あるあるで、免許を取ってから一度も運転をする機会がなく、完全にペーパードライバーです。
そんな中、パートナーのMaxと出会いオーストラリアのメルボルンへ移住することに。
シティーど真ん中のアパートに住み、毎日の通勤はトラム。
行きたいところへは徒歩、トラム、Maxの車、ウーバーのいずれかで移動できていました。
しかしIDが必要な際にパスポートを持ち歩くのが煩わしいのと、パスポートだけでは住所の証明はできず不便です。
そしてメルボルンに住む以上、いずれ運転する必要があるだろうとオーストラリアの免許証を取得することに。
オーストラリアは連邦制のため州によって法律が違います。
なので私はビクトリア州の免許証を申請することになりました。
管轄のVic Roadsのサイトによると、外国で発行された免許証があり、ビクトリア州に6ヶ月以上在住予定の場合はビクトリア州発行の運転免許証に切り替える必要があるとのこと。
切り替え方法の簡単な流れとしては
こんな感じでした。
この時、個人的に「素晴らしい!」と感動したことが3点あります。
- 日本の免許証を持っているとペーパーテストも実技テストもなく免許の切替ができたこと。日本では教習所でみっちり練習するからでしょう。テスト不要の国は世界中で数えるほどしかありません。日本って信頼されている!
- 証明写真を撮る際、歯を見せて笑顔でも大丈夫だったこと。係の人がとてもフレンドリーで “Smile!” とまで言ってくれました。
- ビクトリア州では10年で申請できたこと。申請料は高かったですが、長く使えた方が良いと思い10年で申請しました。
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ペーパードライバーで運転の仕方を完全に忘れてたけど、テストもなく無事にビクトリア州の免許を取得できたよー!やったー!!
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自慢できることじゃないからね!早く運転を覚えて自立しなきゃだめだよー
結局メルボルンに住んでいた5年半の間に運転する機会はありませんでした。
しかしIDとして何度か使用することがあり便利だったのと、やはり現地の免許証があると「その土地の住人だ」と精神的な自信ができて良かったです。
西オーストラリア州への免許切替は3ヶ月以内に
旅行や出張で短期間のみ西オーストラリア(WA)州へ訪れる場合は他州の免許証のままでも大丈夫です。
しかし長期的に住む、働くとなった場合はWA州に来てから3ヶ月以内にWA州発行の免許証へ切替が必要です。
私たちは2月上旬にWA州へ越してきたので、本日ギリギリで切り替えてきました。
でも窓口で特に「何月何日に引っ越してきましたか?」と聞かれることはありませんでした。
ご近所さんに昨年ビクトリア州から越してきた家族がいるのですが、その人たちは半年以上切り替えてなかったそう。
この「3ヶ月以内」はあくまでも目安程度で、越えてしまったからといってバレたら即罰金などはなさそうです。
ただ極力この期間内に替えるのが無難です。
切替に必要な書類
まず切替にあたって身分証明やWA州に住んでいるという証拠の書類が何種類か必要です。
州政府のサイトはコチラです↓
Department of Transport Western Australia: Visiting/moving from interstate
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A、B、C、Dの各カテゴリーからいくつか書類を準備するのですが、パターンが2つ決められています。
パターン①:カテゴリーA x 1, カテゴリーB x 1, カテゴリーC x 2, カテゴリーD x 1
パターン②:カテゴリーA x 1, カテゴリーC x 2, カテゴリーD x 2
※カテゴリーDの代わりに、カテゴリーBかカテゴリーCで現住所が記載の書類でも可 (ただしカテゴリーBやCの書類として選択されていないもの)。
私もMaxもパターン①で書類を揃えました。
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カテゴリーAからビザのステータス(VEVOよりPDFを印刷)
カテゴリーBからVIC州の免許証と日本のパスポート(念のため)
カテゴリーCからクレジットカードとMedicareカード
カテゴリーDから現職場の給料明細
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カテゴリーAからオーストラリアの出生証明書
カテゴリーBからVIC州の免許証
カテゴリーCからクレジットカードとMedicareカードそして電気料金の明細書(現住所記載。カテゴリーDの代わり)
Maxは出生証明書がコンテナの引っ越しの荷物に紛れてなかなか見つからず、数日前にやっと見つかりホッとしました。
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引っ越し後はお目当ての荷物がなかなか見つからないことも。
WA州へ引っ越す予定の人は必要書類を荷物に詰めず、予め手元に保管しておいた方が安心かも。
免許証の切り替えはどこに行く?
書類の準備ができました!
いよいよ免許の切り替えに行きましょう。
さて、どこへ行くのでしょう?
最寄りのDepartment of Transportへ行きます。
場所はコチラから調べられます→ Visit a licensing centre or agent
ちなみに私たちの村にDOTのオフィスはないため、少し離れた町の役場へ行きました。
役場なので特に事前予約はしませんでした(そもそも予約なんて受け付けていません)。
この時に重要なことは、もちろん必要書類を忘れないこと。そして写真撮影があることです!
今後何年も使うことになるので、少しでも写真写りを良くしたいですよね。
私が証明写真を撮る時に心がけていること、それは
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顔色を良くみせるため、首元が開いた白色のトップスを着ていくよ。
そして撮影直前のカメラ前でチェックできるよう手鏡を持っていくよ。
役場へ到着。
幸い待ち時間はなく2人ともすぐに対応してもらえました。
必要書類の確認
まず必要書類を窓口へ提出します。
実は私は「カテゴリーB(1種類)」からビクトリア州の免許証を準備していたのですが、念のために日本のパスポートも持参していました。
すると当然のように窓口の人に「日本のパスポートをお願いします」と言われました。
そして確認でコピーを取っていたので、一応パスポートも持っていくことをおすすめします。
申請書の記入
窓口の職員さんが必要書類を確認する間に私たちは申請書の記入をしていきます。
![](https://margswa.com/wp-content/uploads/2021/05/dr-3.jpg)
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印刷:Driver’s Licence Application Form [DLA1]
申請書はネットから印刷できます。
ご自宅にプリンターのある人は前もって記入しておくと、窓口でスムーズかと思います。
ちなみに申請書に「初めて運転免許証を取得した国と日付」を書くよう言われました。
JAPANとおぼろげな記憶を辿って年月日を記入しました。
免許番号まで書くようには言われなかったので、日付はキッチリ正確でなくても大丈夫です。
おまけ:他州の免許証を手元に残しておきたい場合
申請書の次にもう一種類書類に記入します。(上の写真右側の書類です)
“Surrender of Interstate Driver’s Licence Declaration” 他州の免許証を引き渡す(放棄する)宣誓書です。
この用紙右側の”DECLARATION“の欄に私たちは以下のような文言を記入しました。
“To retain for identification purposes” (身元確認のために保持する)
要はこの書類にサインをすると他州の免許証を窓口に引き渡し、放棄することになります。
しかし私たちは上記のように記入・サインしたため、VIC州の免許証を手元に置いておくことができます。
職員さんがDOTへ電話で確認していましたが、OKとのことでVIC州の免許証を返してもらえました。
ただオーストラリアは国内全体で”one person one licence” (一人にひとつのライセンス)の原則があります。
免許証は1つしか保持できないので、私たちの場合WA州の免許証が正式に発行されたらVIC州のものは無効になります。
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でも記念に他州の免許証を残して置きたい場合は、上記のように記入すれば大丈夫だよ。
参照:National rules for driver licences
視力検査
身元確認と申請書の記入が済んだら視力検査を行います。
ここの役場では窓口のカウンターに立ったまま、壁に貼られたアルファベットの表を見ます。
そして職員さんが指差した列を右から(もしくは左から)読み上げます。
両目、右目、左目の3回。以上!
コンタクトをつけているか訊かれたので「はい」と回答。
テストは視力のみで、ペーパーや実技のテストはもちろんありませんでした(ホッ)。
サイン(署名)と写真撮影
そして職員さんの差し出された書類の黄色の欄数ヶ所にサイン(署名)するよう言われました。
この一つが免許証の表面に記載されます。
目にする機会が多いのでお気に入りのサインを持っているとオススメですよ。
![](https://margswa.com/wp-content/uploads/2021/05/signature20.jpg)
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いよいよ写真撮影。
ビクトリア州の時のように「ニッ」と歯を見せて笑顔になってみましたが、スタッフに”No teethでお願ね“と言われたので、口を閉じたままスマイルで。
パソコンの画面で写真を見せてくれ「どう?これでいい?」と聞いてくれました。
そこには大画面で写真・名前・住所が入った私のWA州の免許証が映し出されていました。
私はそのままで大丈夫だったのでOKしました。
(ちなみにMaxは一回撮りなおしてもらってました。)
職員さんは画面の申請ボタンをクリック。これで切替申請は終わりです。
仮の免許証とレシートを受け取る
![仮の免許証](https://margswa.com/wp-content/uploads/2021/05/dr-4.jpg)
![仮の免許証](https://margswa.com/wp-content/uploads/2021/05/dr-4.jpg)
免許証は2週間程度で郵送で届くとのことで、仮の免許証とレシートを受け取りました。
ちなみに切替の料金は無料でした。
基本、他州の(この場合はビクトリア州の)免許証の有効期限がそのまま引き継がれます。
なのですが、私のビクトリア州の免許証は10年で申請したため2029年まで有効です。
しかしWA州の場合は最長が5年のため、有効期限は2026年までとなりました。
職員さん曰く、ビクトリア州のVic Roadsに申請すれば差額の申請料金は戻って来るそうです。
(きっと手数料などでいくらか引かれそうですが…。また調べてみます。)
「ビクトリア州の有効期限は無効になって、新たにWA州の申請料5年分請求されるかな?
もしくは切替の手数料がかかるかも…」と思っていましたが、そのようなことはありませんでした。
免許証が届きました!
そして後日、無事に免許証が届きました!
実は私の住む村は田舎すぎるためか家へ郵便物の配達がありません。
私たちが郵便局に取りに行くシステムです。
(この田舎の郵便システムについていずれ記事を書く予定です。)
本日たまたま郵便局に立ち寄ったら私書箱に封筒が届いていました。
![封筒](https://margswa.com/wp-content/uploads/2021/05/dr-5.jpg)
![封筒](https://margswa.com/wp-content/uploads/2021/05/dr-5.jpg)
封筒の右側を触ると固いカードの感触があったので「免許証だ!」と確信し中身を開けました。
![WAの免許証](https://margswa.com/wp-content/uploads/2021/05/dr-6.jpg)
![WAの免許証](https://margswa.com/wp-content/uploads/2021/05/dr-6.jpg)
こんな感じで届きました。
これで晴れてSandgroper (西オーストラリア人のニックネーム)の仲間入りです!
封筒の消印を見ると数日前に届いていたようです。
手続き関連はスムーズにいかないこともあるオーストラリアですが、今回は申請から1週間ほどで免許を取得できました!
もうただの記念グッズとなったビクトリア州の免許証としばし見比べてみました。
![](https://margswa.com/wp-content/uploads/2021/05/licence7.jpg)
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西オーストラリアの州鳥であるブラックスワンが特徴のデザインですね。
まだ引っ越してきて本物を見れていません。いつか見たい!
以上、切替申請の方法でした。
他州から西オーストラリア州へ引っ越してきて免許証の切替が必要な人たちの参考になれば幸いです。
![](https://margswa.com/wp-content/uploads/2020/12/max-pien.png)
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![](https://margswa.com/wp-content/uploads/2020/12/max-pien.png)
もうライセンスも届いたんだし、そろそろ本気で運転の練習を始めないといけないよー