オーストラリアのステップファミリー ~ダーリンはバツイチ子持ち

突然ですが、私のオーストラリア人パートナーMaxには離婚歴があり子どもがいます

今や日本も離婚が珍しくない世の中にりました。

とはいえバツイチ子持ちの人とのおつきあいや結婚には悩みがつきものです。

ですが何年かかけて今ではこの家族は私にとってかけがえのない存在です。



今回は、そんなパートナーとのつきあいを通して悩んだことや大変だったこと、悩みをどう克服したかを紹介していきます。

日本人にとって外国がどんどん身近な存在となり、国際結婚や事実婚をされるカップルが多くなっています。

「私には関係ない」と思っていても、ひょっとすると今後、自分がステップファミリーの一員になるかもしれないこのご時世

勇気を出して私たちのプライベートを少しさらけ出していきます。

この記事がステップファミリーに悩める人の解決の糸口になれば幸いです。

この記事はこんな人にオススメ!
  • 気になる人がバツイチで子どもがいて不安な人。
  • 現在つき合っている人に離婚歴があり前のパートナーとの子どもがいる人。
  • 自分自身がシングルマザー(シングルファーザー)で新しいパートナーがほしい人。
  • ステップファミリーがどんな感じが気になる人。
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もくじ

ステップファミリーってなに?

私たちが出会った頃にステップ長女ちゃんが描いてくれた家族の絵♡

初めに軽くステップファミリーという言葉について説明します。

ステップファミリーとは再婚や事実婚などにより、血縁のない親子や兄弟等の関係を中に含んだ家族のことです。



例えばうちの場合。

Maxと元奥さんKaren(仮名)の間に2人の娘がいます。

2人が離婚後Maxは私と、Karenは新しいパートナーのTom(仮名)とそれぞれ一緒になりました。

2人の娘たちからすると、私は彼女たちの”ステップマザー (stepmother)”、Tomは”ステップファーザー(stepfather)”です。

私とTomからすると、娘たちは”ステップドーター (stepdaughters)”です。

そして私たちみんな合わせて”stepfamily” ステップファミリーです。

オーストラリアには私たちのようなステップファミリーがたくさんいます

Carrot

ステップファミリーの基本がよくわかるこんな本もあるよ

出会った人はバツイチ子持ち!

Maxとは仕事の関係で日本で知り合いました。

そしてつき合いそうになりかけた頃に彼から突然驚きの事実を知らされました。

「実は離婚歴がありバツイチです。そして12歳と10歳の娘がいます。

お互いシリアスになる前にCarrotに伝えておきたかったんだ。」

引用元: Carrotのプロフィール


私たちのなれそめが気になる方はコチラをどうぞ↓

恐らく子持ちの人と喜んでつき合いたい人はそういないはず

私ももちろんそうでした。

子どものいる人とつき合うともめごとが増えるイメージしかありませんでした。


そんな不安な私にMaxが彼の家族について説明してくれました。

・Karenとは子どもができてから徐々に価値観が合わなくなってきたこと

・彼女は経営者で自分も経営者。家にボスが2人いる状態で次第にうまく家庭をコントロールできずお互いへの愛がなくなったこと

離婚自体はもめごとが一切なくスムーズに済み、現在Karenは近所に2人の娘と新しいパートナーTomと4人で暮らしていること

・夫婦とはしてうまく行かなかったが、離婚してからKarenとはとても仲の良い友だちになれていること。Tomもとてもおもしろい人で仲良くしている。

・KarenやTomはもちろん、2人の娘もCarrotに会えることをとても楽しみにしていること


ドロ沼の離婚を経たわけでもなさそうで、幾分か私の不安は拭えました。

とはいえ、本当に私はMaxの家族とうまくやって行けるのかまだまだ心配でもありました。

しかしお互いの気持ちが高まり合い、結局私たちはつきあうことになりました。

そしてMaxと一緒に暮らすために私は日本での仕事を辞め、オーストラリアのメルボルンへ飛び立ちました。

ステップファミリーの仲間入り!

初めてのオーストラリア。初めての海外暮らし。初めての同棲。

初めて尽くしの中で緊張しながらMaxファミリーと初対面。



Karenファミリーは本当に私を心温かく迎えてくれました。

特にKarenはとても華のある人で一瞬で好きになりました。



エンジニアで家族3代100年続くメーカーの経営者。従業員を200人ほど抱えています。

家族や友人をもてなすのが大好きで、夕方5時か6時に帰宅するといろんな料理を手際よく作ります。

(当時は社長なのにこんなに早く家に帰ってこられることに驚いたものです。やはり労働環境が日本とは違います)



クリスマスだけでなく、普段から30-40人ほど家に招いてよくパーティーをします。(注:コロナ前)

底なしにアルコールを飲み、何時間も笑い合いながらいろんな話や議論を楽しみます。



パートナーの元嫁を好きになるなんて不思議に思われるかもしれませんが、自分にないものをたくさん持ったとても魅力的な女性で、私にとって心から尊敬できる存在です。

MaxとTomも仲が良く、娘2人もステップファザーのTomになついています。

私1人だけ葛藤する日々

そしてしばらくするとMax側もKaren側の家族もステップファミリーが多いことに気づきます。

Maxの両親は彼がまだ小さかった頃に離婚&再婚しており、Karenの両親はお母さんが病気で早くに亡くなり、お父さんは別の女性と再婚していました。

2人の両親だけでなく、親戚も離婚&再婚のステップファミリーが多くいました。



でもみんなとてもうまくまとまっていました。離婚した後もクリスマスには普通に集まったり。

仲良さそうに見えるけれど、あの2人離婚したんだよね。でも笑いあって話してるよ…。

日本の感覚からすると驚きの連続でした。


そんな中、しばらくすると私だけ心の整理がつかなくなってきました娘2人に対してです。

とても素直で良い子たちなんです。私に親切に接してきてくれます。

でもまだ12歳と10歳のパパがとーっても大好きな子どもです。



Karen宅で集まっても、Maxと私の4人で出掛けても常にMaxの両隣を2人に占領されます。

日本の父娘とは違い(少なくとも私と父親とは違い)、挨拶と別れのハグとキスはもちろん、一緒にいる間もずっとハグしたり、彼の膝に座ったりスキンシップだらけのベッタリ状態。

3人の会話のスピードも速くてとてもついていけません。

私の入り込む隙は全くなく1人取り残された感


Carrot

でも近くに住んでるとはいえ、パパと毎日会えるわけでもないから会えたらそばにいたいよね。毎日Maxと一緒にいる大人の私がここは引かないと

私はそう思ってその場から少し離れます。



でもこの考え方や行動は日本人的だったようで、その度に後からMaxはダメ出しをしてきました。

Max

なんでさっき僕たちの輪に入ってこなかったの?
もっと “involve” 関わってこないと




こちらとしては3人の親子の時間を邪魔にしないよう気遣っていたつもりだったのに、「輪に入ってこないということは努力していない」と捉えられたのが私としては悲しく感じました


2人ともとてもかわいらしくて良い子たちなのに、私が一方的に彼女たちにもやもやしてしまい、子ども相手に嫉妬しているようで自己嫌悪にも陥りました



この葛藤を日本人の友だちに伝えても

そもそも子持ちの人とつき合うからそんなことで悩むんでしょ。私ならそんな人選ばない。」と返ってきます。



オーストラリア人に伝えたとてステップファミリーが当たり前のこちらの文化では私の悩みを理解してもらえなさそう。

Maxと出会って初めの数年は娘たちとの距離感をどう取ればよいのかわからず、しかも誰にも相談できなかったのがとても辛かったです。



なぜそんなに悩みながらも別れなかったのかと言うと、Maxとの時間が今までに味わったことないほど楽しかったからです。

ずーっと一緒にいても全く苦にならず、おもしろくて、大好きで、落ち着いて本当にしっくりくるんです。

こんな感覚は今まで誰に対しても、日本の自分の家族とでさえありませんでした。

それだけ私にとって特別な人だったからこそ、なんとかしてこの葛藤を乗り越えたいと思っていました。

変わったきっかけ

私の娘たちへの接し方の話し合いはMaxと何度も続けました。

私がどうしても3人に遠慮して後ずさりしてしまうからです。



時には口論になることもありました。

私が特に納得できなかったのは、いつも「3人の輪に入ってきて」と言ってくるのに、娘になにか問題があると(友だちとのケンカなど)私抜きで話し合いが行われていたことです。

Carrot

いつも私に “involve” 関わるよう言ってくるくせに、なんでさっき私を呼んでくれなかったの?これってダブルスタンダードじゃない?


Maxからしても「確かに…」となった出来事でした。



そんな話し合いを数年かけて何度も続けて次第に私たちのバランスが取れてきました。

そして私も日本人的「気遣い」をやめて3人の輪にどんどん入っていきました。

久しぶりの4人のお出かけの時も私はMaxの左側を当然のようにキープ

そうすると娘たちもMaxの左は私の定位置と暗黙の了解ができてきました。



この頃は彼女たちも少し年齢を重ねてティーンエージャーとなり、精神的に成長していたことも功を奏したのかもしれません。

うじうじ遠慮しなくなってちょっと図々しいくらいで構えてから娘たちとの距離はグッと近くなりました。



KarenとTomとMaxまでもが出張でメルボルンにいなかった時は2人の家にシッターとして泊りに行きました。

今ではたまにペディキュアをしてもらったり、お菓子作りが好きなのでレシピを教えてもらったり。

一緒にゲームのあつ森(どうぶつの森)で遊んだり、お互いに環境に配慮したコスメや商品に興味があるので教え合ったりしています。



ただすごーく甘えたり、時には歯向かってケンカするのはやっぱりKarenやMaxに対してです。

Tomや私には反抗的な態度を取ってこないので、そこは彼女たちなりに気遣ってる部分はあるのかもしれないですね。

でもいつもお互いに”I love you”を言い合える愛おしい存在です。

この家族が心の支えに

2020年と言えばコロナ。

メルボルンは3月下旬から突如ロックダウンが始まりました。

Maxも私もビジネスに大打撃でとても苦しい時期でした。

ビクトリア州政府によるロックダウンの規制が少し弱まったり、厳しくなったりを繰り返しました。

それでも3月下旬から約7ヶ月間メルボルンの住民は自由に外出ができませんでした。

家でできない仕事、運動、スーパー等生活必需品の買い物、病院や家族のケア。この理由以外は外出厳禁です。

もちろん友だちとも会えません。



ところが実はもう一つ、あまり知られていない外出できる条件がありました。

それが共同親権を持つ親が18歳未満の子どもを育てる/世話をする場合です。

州政府発表のロックダウンの詳細な規制内容に記載されていたのです。

そのためMaxと私はロックダウン期間も週に1度Karenの家を訪れ、家族6人でディナーをすることができました。

7月から9月頃の一番厳しかったハードロックダウン期間中もです。



警察に呼び止められた場合に外出の正当な理由を提示できるように、州政府サイトの該当ページを印刷し、いつも車内に保管していました。

(結局警察に会うことはありませんでした。)

まともに仕事ができず、経済的に不安定になり、誰にも会えず、気晴らしにカフェに行くことも買い物もできない…精神的にかなりツライ期間でしたが、毎週家族6人で一緒に過ごせた数時間が私の心の支えでした



Maxが心機一転西オーストラリア州の田舎に引っ越して人生をやり直したい、と家族に伝えた時もKaren一同みんな大賛成でした。

娘たちも16歳と14歳になり、そんな私たちの決断を心から喜んでサポートしてくれました。

俄然乗り気のMaxと違い、正直私は田舎経験がなく虫と運転恐怖症でメルボルンのシティーを離れたくなかったので2人が何度も励ましてくれました(笑)



9月頃、クリスマスにはオーストラリア国内の旅行ができるだろうと予想したKarenとTomは年末年始にケアンズ近くにあるリゾート地パームコーブへの旅行を計画します。

そして2021年の年越しはこの6人プラスTomのご両親の8人でパームコーブで過ごしたのです。

この家族で何度か旅行していましたが、この時はロックダウン後ということもあり、みんなで過ごせたことは私にとってとても特別な時間でした。

この家族の一員でよかった

2ヶ月前に引っ越しのためメルボルンを離れる時、もうKarenたちと毎週のようには会えないと思うととても寂しくなりました。

とはいえ、日本の家族以外にメルボルンにもこんなに大好きな家族ができたことは幸せなことだなーとも実感しました。


私の両親とも一人っ子でそもそも親戚が少ない上、親族は遠くに住んでいてほとんど集まることもない家庭に育った身として、私を受け入れてくれる家族がオーストラリアにできたことはとてもありがたいです。

初めは悩んだり心苦しかったステップファミリーですが、なんとか自分の居場所を見つけることができました



そして今住み始めた西オーストラリア州にはMaxの妹や弟に加え、まだ会えていない多くの親戚がいます。

こちらでもこれから少しずつ家族のつながりを広げていきたいです。

Maxも子ども時代ステップマザーと大変でした

ところで先ほども軽く触れましたが、Maxの両親も彼が3~4歳の頃に離婚しました。

離婚後Maxはお父さんと一緒に暮らし始め、何年かするとお父さんは別の女性と再婚しました。

Maxはあまり多くを語りませんが子ども時代、ステップマザーにあまりよくしてもらえなかったそうです。



ですが今はお互いに仲良くしているので、私からすると驚きです。

「昔いろいろあったんでしょ?」と本人に聞いても「もう昔のことだからね」と何事もなかったかのようなMaxを見て、大人だなーと感心します。

私だったら同じように水に流せるだろうか…。

恐らくお母さんも当時は心の中でいろんな葛藤があったのでしょう。

それを終わったことと受け流せるMaxは立派ですです。

ちなみにこのお母さん今はKarenやTom、2人の娘たちや私にも優しくしてくれるステキな人です。

一人で悩まないで!

実は数年前にFacebookでいくつかステップマザーの非公開のグループ(英語ページ)があることを知りました。

ステップファミリーの一員であることを楽しんでいる人もいれば、悩んだり愚痴ってる人もいて人それぞれでした。

やはり海外でも思い悩む人もいるんだ。私だけじゃなかったんだ。と気づくことができました。

よく考えたら当然ですよね。

もし今ステップファミリーのことで悩んでる人がいたら、こんなグループに参加してメンバーに相談してみるのも一つの方法ですね。

経験者だからこそわかることもあるので。



ステップファミリーでまとまってる家族もあれば、血縁関係のみでも問題を抱える家族もいるので、結局は家族によってそれぞれですね。

相手がだれであれ、誰かと恋に落ちて家族になるのはお互いにそれなりの努力が必要です。

相手が子持ちであろうが、なかろうがそれは同じこと

なので子持ちの人とで出会って本当にお互いが好きなら、その人と子どもたちも交えてつきあってみてください。

その人とのご縁があれば続きます。なければお別れします。それだけのことだと感じています。

以上、現場から私Carrotがお届けしました。

ちなみに私たちは家族みんなの交流も濃い!です。どんな風に?こんな感じです!

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この記事を書いた人

7年前からオーストラリア在住。
コロナ禍に直接下見をできないまま家をオンラインショッピング。メルボルンから西オーストラリア州の小さな村に引っ越しました。
現在は家のローン返済のため毎週必死のパッチで働いてます。
日本が大好きな自称日本人のパートナーMax(仮名)と2人暮らしです。
Carrotの詳しいプロフィール
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