パースに到着!オーストラリア大陸横断の引っ越し

いよいよ引っ越し当日。

5年半住んだメルボルンを離れ西オーストラリア州へ向かいます

今回移動距離は約3,506km

日本の南北の長さは約2,800kmらしいのでそう考えるとかなり遠いですね。



約12時間かかった移動日についてのエピソードです。

コロナ禍でしかもパースのロックダウン中に西オーストラリア州へ行くのはどんな感じ

この記事で少しでもその雰囲気を感じていただけたらと思います。

前回の振り返りはこちらです。


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もくじ

メルボルンの空港へ

Queen Victoria Market
メルボルンにいくつかある中でも代表的なマーケットの Queen Victoria Market。


遂にメルボルンを発つ日の朝。

前日にシティーのアパートを引き払いホームレス状態だったため、空港に近い家族の家に泊めてもらっていました。



6時半過ぎに起床、準備。

7時15分頃に家族が眠そうに起きてくる。

最後に軽くお話して、7時半過ぎにウーバーを呼んで空港へ。

寂しくなるけれど、4月のイースター休みに家族が遊びに来てくれる予定なので2ヶ月ほどのお別れ。

(その頃コロナでまたロックダウンになってなければいいけれど…)



日本の家族に加え、そばにいられなくて寂しいと思える存在の家族が今回もう一つ増えたのは、ある意味とても恵まれていることだよね。

日本の家族とはコロナの影響でもう2年近く会えてなくて本当に辛いけれど。

そんなことを漠然と考えていたら20分ほどで空港へ到着

水曜日、平日の朝。恐ろしいほど人がいなくて静か。

普段カンタス航空は自動チェックイン推奨です。

しかし今回は大きなスーツケース4つを抱えていたのでカウンターまで行きチェックイン。



カウンターにいたスタッフさん、4月からコロナの影響でずっとお休みでこの日が仕事復帰1日目だそう!

なんだかいろんなことを忘れていて、すっと思い出せないわ」とパソコンに向かいながら苦笑い。

10ヶ月ぶりだと無理もない。



私も昨年ロックダウンの影響で8ヶ月ほど仕事ができませんでした。

再開した時に感覚を取り戻すのに1週間ほどかかったので、その気持ちがとてもわかります。

荷物を預けて、キャリーケースと枕を持ってセキュリティーチェックへ。



お互い枕にこだわりがあるのでそれぞれ愛用の枕を持参

たまに海外の空港で枕を持った外国人を見掛けていたけれど、今回自分たちがその立場に。

コンテナ2台が新居に届くまで数週間から1ヶ月程度かかるかもしれないため、なんとしてでも一緒に連れていきたかったのです。

Carrot

【後日談】なんと、結局コンテナが届いたのは6週間後と3ヶ月後でした…!自分に合う枕を一緒に持ってきて本当によかった…!





時間になり遂に搭乗。

機内は想像以上にガラガラ

機体はエアバスA330-200。

エコノミーの座席数は240程らしいけれど、見渡せるだけで20人くらい。

全体で40人もいたかどうか…。

私たちも含め、この人たちはパースに着くと14日間の自宅隔離があるのでよっぽどの理由がある人しか乗ってないのだろうな。

フライトがキャンセルにならずに良かった、と心の中で手を合わせ感謝。

ウーバー内、空港と機内は州政府からの要請でずっとマスク着用が義務でした。


機内
ほとんど空席の機内。

パースに到着!も厳戒態勢

約4時間でパース空港に到着。

ですが普段と違って重々しい雰囲気の厳戒態勢

飛行機を降りるとすぐに係員にピッとおでこを検温されました。

そしてそのままG2Gパスのチェックポイントに誘導されます。



現在、他州から西オーストラリア州(WA)に入るのにこのパスを前もって申請する必要があります。

このパスがないと州内へ入れません

G2Gって何?”Good to go”のことらしいです。



外国の入国審査のような感じでカウンターの一つに案内されました。

それぞれ透明のボード仕切られてで仕切られていて物々しい雰囲気

警察官が私たちのパスを確認し、QRコードを読み込んでいきます。

この時点で警察のデータに私たちがWA州へ入ったことが記録されます。

(そして次の日から14日間の自宅隔離がスタートしました。)



パースは数日前から5日間のロックダウン中のため、注意事項の用紙を提示され必要であれば写真を撮るように言われたのでパシャ。



パスのチェックが終わり、横のバゲージクレームへ移動しスーツケースを待ちます。

今回搭乗人数がとても少なかったので、すぐにピックアップできました。

荷物を受け取り、無事にWA州に入れたことに一安心

でも新居までの道のりはまだまだです。


機内はガラガラだったため、荷物を一瞬でピックアップできました。

寄り道は一切禁止!新居へ向かうため車をピックアップ

新居はパース空港から車で4時間の場所にあります。

本音を言うと、コロナがなければパースに数泊したかったです。

パース郊外に住んでいるMaxのおばあちゃんに会いに行ったり、観光や買い物をしてから新居に向かいたかった…。



しかし他州からWA州に入った人は速やかに自宅なり宿泊先へ向かわなければいけません

しかもパースはロックダウン中。寄り道なんてもってのほかです。



私たちの車は数週間後に貨物列車でこちらに届く予定のため、今回はMaxの親戚のおじさんに車を借ります

当初の予定ではおじさんに車を空港まで持ってきてもらう予定でした。

しかし急遽パースがロックダウンとなったため、伯父さんは外出できないのでウーバーで彼の家まで行くことにしました。

ロックダウン中もウーバーには運転手も乗車する人もマスクしていれば利用できました。



この時のドライバーさんはフィリピンの人。

とってもフレンドリーで「えー、メルボルンから来たの!

パースは10年前はなにもなかったけれど、コストコができたり最近いろいろ見どころが増えてるよ!」とお話が弾みました。



30分ほどでおじさん宅へ到着。

車を何台所有しているので、普段使っていないものを快く私たちに貸してくれました。



数年ぶりに会うのでおじさん夫妻と10メートルほど離れ少したまま少し立ち話をして。

快晴で暑い日だったのでおじさんはMaxにキンキンに冷えたアサヒビール2本あげていました

いやいや、今から4時間運転するし!(笑)



数週間後の再会を約束して、いよいよ新居に向かいます。

おじさん宅は私たちの家と逆方向だったため、ここから4時間半かけて新居に向かいます!

警察の抜き打ちチェック

ロックダウンで不要不急の外出が禁止されているため、走っている車をほとんど見かけません。

おかげで渋滞もなくスイスイ進みます。

ゴーストタウンみたいな異様な静けさ。



ふと、お腹がすいてきました。

機内でサンドイッチは出たけれど、かれこれもう7時間以上なにも食べてません

サービスエリアでなにか買って食べたいのに、生真面目Maxは譲りません。

Max

僕たちは人と接触したらだめだからドライブスルーじゃないとダメ


たまにあるサービスエリアにドライブスルーはなく、一度だけトイレ休憩はしたもののお腹がグーグー鳴ってきます。

そんな中、突然 “POLICE CONTROL” のサインが。

所々にある警察の抜き打ち検査。


どうやらここは都市部と田舎の境界エリアのようです。

正当な理由で農村部へ向かっているのかの抜き打ち検査です。



一時停止し、近づいてきた警察官にG2Gパスを見せ自宅に向かっている旨伝えます。

Ok、気を付けて!」すぐに通過できました。

ここでもし不要不急の外出とみなされると高額の罰金を科されます



それにしても警察官30人ほどいたよ。ほとんどが座って特に何もせず雑談してたよ。

人数多すぎ!税金の使い道!

と呆れてました。確かに。



パースを離れて2時間半を過ぎた頃、やっとある街に着きドライブスルーのあるお店が見えてきました。

いくつかファーストフード店が立ち並び、その中からHungry Jack’s へ(お腹減りすぎて写真は撮り忘れ)。

(ちなみにHungry Jack’sはバーガーキングのことです。商標登録の関係でオーストラリアではこの名前です。)



WA州に入って初めての食事がファーストフードかい!と思いつつそんなこと言ってられません。

バーガーセットを受け取り駐車場に車を停め、2人でかぶりつきました。んーおいしい!

お腹を満たし、運転を再開。

新居までいよいよ1時間。あともう少し!

12時間の移動の末、いよいよ新居と初対面!

延々と続く高速道路。

先ほどの街を過ぎると一気にのどかな田舎ぽい風景に。

これがこれからなんども見る景色になるのか、と思っているうちに遂に新居に到着!

写真でしか見ていなかったあの家にやっと対面。あードキドキ!

朝にメルボルンを離れ、約12時間かかってやっと到着!とりあえずヘトヘト。

新居のリビング&ダイニングエリア!


ところで新居に既に家具があるのは、現在期間限定でMaxの親戚おじさん夫婦と共同生活をしているからです。

おじさんたちは少し離れた村に新築の家を建築中。

賃貸の家がなかなか見つからないエリアなので、家が完成するまでの間の数ヶ月間一緒に住む予定です。

私たちが14日間自宅隔離をする間は他の場所へ移動してくれています。



私たちが新居に到着する日の朝、少し離れた村に住むMaxの家族がオーガニックのいろんな野菜や果物そしてこの日のディナーを届けてくれていました。

ありがとう!!!

この日はスーツケースをすべて空にし、ディナーを食べてベッドに倒れるように就寝。

pre-made dinner
温めるだけのお手軽なヘルシーディナー。


無事に新居に到着。

これからよろしくね、とおうちに声を掛けぐっすり眠りました。

次の日からは14日間の自宅隔離がスタートです!


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この記事を書いた人

7年前からオーストラリア在住。
コロナ禍に直接下見をできないまま家をオンラインショッピング。メルボルンから西オーストラリア州の小さな村に引っ越しました。
現在は家のローン返済のため毎週必死のパッチで働いてます。
日本が大好きな自称日本人のパートナーMax(仮名)と2人暮らしです。
Carrotの詳しいプロフィール
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