こんにちは!当サイトのブログ「オーストラリア日和」を運営している Carrot です。
オーストラリアのメルボルンに暮らし始めて5年半。
コロナの影響で仕事に大打撃を受けた2020年。
心機一転パートナーと共に田舎に引っ越すことになりました。
私にとってオーストラリア国内で初めての引っ越し。
しかも州越えの大陸横断。
距離にして日本列島の最北端から最南端以上。遠いです。
今後、同じようにオーストラリア国内で引っ越しを予定している人たち参考になればと思い、今回の体験を書いていきます。
それでははじまり、はじまり—。
- オーストラリアで州を越えて引っ越し予定(考えている)の人
- オーストラリアで引っ越し業者に頼らず自力で引っ越す予定(考えている)の人
- 海外の引っ越しがどんな感じか興味のある人
現在の住まいはメルボルン
2020年12月の現在、私はビクトリア州の州都メルボルンに5年半住んでいます。
パートナーのMax(仮名)は高校を卒業してからずっと、もう人生の半分以上メルボルン暮らし。
現在2人でシティーにある高層アパートに住んでいます。賃貸です。
私にとって今のこのアパートがオーストラリアで初めての家。
日本にいた頃からずっと都市部で育ったため、このシティーでの暮らしにとても満足しています。
スーパーや買い物、外食、通勤、GP(一般開業医。かかりつけ医のような存在)など。
どれをとっても徒歩圏内で済ませられて便利この上なし。
車がなくてもなんとか生活できます。運転が苦手な私にはとてもありがたいロケーション。
そして高層階なので大嫌いな虫に遭遇することもほとんどありません。
こちらの家には網戸がないことが多いので、夏場窓を開けているとハエが入ってくるくらいです。
(こちらのハエは大きいのでいまだに慣れませんが…。)
私はずっとここに住んでもいいと思っていたのですが、Maxはというと。
西オーストラリア州ののどかな海岸近くで育った彼。
メルボルンでの都会暮らしが段々と窮屈になってきていました。
ビーチにすぐ行ける、ゆったりした田舎で暮らしたい。
子どものころのように毎日波の音を聞きながら一日を終えたい。
しかも、この数年仕事のストレスから体のあちこちが悲鳴を上げていました。
そして特に今年はコロナの影響で彼のビジネスはとてもとても大きな損失を被ってしまいました。
もうここに希望はない。新しい土地で心機一転新したい。
私個人的にはずっと都心で暮らしていたいのですが、年々体調不良になる彼を見ているとそうもいきません。
もちろん健康第一。
家族も交えて2人で話し合った結果、数年後の予定だった田舎暮らしを早めることにしました。
田舎で物件探し
幸い数ヶ月前に銀行のホームローンが下りました。
それをきっかけに善は急げで本格的に物件探し。
10月のある日、良さげな物件を見つけます。
しかしメルボルンはロックダウン中。
西オーストラリア州に移動ができませんでした。
そのため、現地に住む家族や不動産エージェントを通じてスマホのビデオ通話で物件の下見をしました。
ネット環境はあまり良くなく数分すると声は途切れ、動画はブレブレ。
家の細部が見えない中、まさかの2軒目で購入を決定。
………え?!
人生最大の買い物ともいわれるマイホームの購入。
ブレブレのビデオ通話で決めてしまった…!!!
家をオンラインショッピング?!?!えーーー。
とおののく私を横目に淡々と契約を進めていくMax。
日本人の感覚だと「マイホームは一生に一度の買い物。慎重の上にも慎重に。」の気持ちだと思います。
しかし彼や周りのオーストラリア人家族や友人たちはもっと軽い感じでこんなノリ。
住んで気に入らなかったら売って、また別の家を買ったらいいんじゃない?
実際には契約を具体的に進める前に現地の専門業者に依頼して欠陥住宅ではないかをくまなく検査してもらいました。
問題なしとのことでひとまず安心。
この時点で引っ越すことが決定しました!
古今東西、引越しとゆーものは大変なんだなー
マンション退去まで残り3週間!
家の購入が決まってか1ヶ月半ほど。
その間も細々と仕事を続けていましたが、私たち2人とも来週末で退職することにしました。
今必死にお互いの職場で業務の引き継ぎをしています。
引っ越しの準備としては、1週間前にマンションのエージェントへ解約の報告。
今の契約は1ヶ月前に連絡なので2021年1月1日退去が決定。
ところが実は12月30日から家族旅行の予定があるため、実際の退去は29日の予定。
エージェントへの鍵の引き渡しが29日ということは。
退職してからクリスマスを挟んで10日ほどで退去…。
荷物を運び出した後はもちろん家中をキレイに掃除し、最後に業者に頼んでカーペットのスチームクリーニングも依頼しないといけません。
クリスマス直後に開いてる掃除業者なんてあるのかな?
しかも私たちは荷物が多いため、今回は40フィートコンテナ2台で引っ越します
シティーのマンション下にコンテナを置く場所はないため、100km先のMaxの両親宅の敷地内に置かせてもらいます。
コンテナ1台は既に5年前から両親宅の敷地に横たわっています。全てMaxの荷物。
もう1台、今のアパートの荷物を載せる用のコンテナは近々購入予定です。
しかし単に買ったら良いわけではなく、実際にコンテナを貨物として運ぶために事前にいろんな書類や検査がいる模様。
引っ越しの流れ
今回はいわゆる引っ越し業者に依頼せず、コスト削減のために基本的に自力で引っ越しを行っていきます。
こちらが引っ越しの大まかな流れです。
現在、家中段ボール箱で溢れかえっています。
家にたまった段ボールをコンテナに運ぶため、数回に分けバンやトラックをレンタルします。
マンション下の道路にバンを駐車、エレベーターを何度も往復して家の中の段ボール箱や家具を車まで運ぶ。
(Maxの友人数人にも手伝ってもらう予定です)
車が荷物でいっぱいになれば100km先のMax両親宅へ運ぶ。
片道1時間半。
両親宅へ到着したら車中の荷物をコンテナへひたすら運ぶ。
バンが空になればシティーの家に戻る。
家の中が空っぽになるまで1~5を繰り返す。
荷物が少なくなったら空いた場所からくまなくキレイに掃除。
不動産エージェントからの”Final Inspection Guide“に沿って。窓、キッチン、バルコニー等々17項目あります。
そして鍵一式の返却(家、郵便受け、駐車場、共通ジム&プール)。
本当に間に合うのか??
もちろんその他に電気・ガス・水道・インターネットを停めたり。
郵便物を新しい住所へ転送等諸々の手続きもあります。
そしてコンテナ2台と私たちの車2台を引っ越し先の家へ運ぶ手続きも。
やること山積みなのに、まだ仕事の引き継ぎにかかりきりで引っ越し作業に取り掛かれない。
隙間時間に中途半端に荷造りして家の中はカオス。
退去までの時間があまりないことに気づいたMax、
僕たちやらかしちゃったねー(笑)
とケラケラしております。
いつもドタバタするけれど、結果なんとかなるので今回もそうなるだろうと期待しつつ。
あと3週間で退去だなんてまだ実感が湧いてないのが正直なところです。
コロナをきっかけに突然大陸横断の引っ越しをすることになった私たち。
この後もドタバタが続きます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
続きが気になる方はこちらのエピソードをどうぞ!
エピソード①:オーストラリアで引っ越し!メルボルンから西オーストラリア州へ (当ページ)
エピソード②:メルボルンで退去日の延長と家賃交渉!荷造りが終わらない!
エピソード③:オーストラリアで自力の引っ越し~引越し業者には頼らない!
エピソード④:メルボルンのアパートから退去!引越し準備はまだ終わらない?!
エピソード⑤:パースに到着!オーストラリア大陸横断の引っ越し